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福祉ネイルで高齢者におきる変化

群馬県で高齢者施設や障がい者施設、個人宅に訪問ネイルを提供しています、
訪問ネイルサービスここえみき 加藤みきです!
今回は高齢者施設でネイルをすると実際現場ではどんなことが起きているのか、皆さまにお伝えしたいと思います。
現在、私が訪問させていただく高齢者施設のご利用者様は80代から90代の方です。
群馬県という土地柄もあり、昔は農家をしていた方が多くほとんどの方はネイルをしたことがありませんでした。
多くのご利用者様が「ネイル・マニキュア」と聞いて、
▶こんな手にしたって仕方ない
▶周りに変に思われる
▶もっと若い人がやるものでしょ
▶こんな手でもいいの?
ネイルに否定的な言葉や、申し訳なさそうな言葉が返ってきます。
ネイルって若い人がするもの、そんなイメージがあるように多くの高齢者様もそう思っているようです。
こんな手でごめんなさいね…
デイサービスに通う80代女性のご利用者様、この日人生で初めてのネイルでした。
ネイルの席につくと、「こんな手でごめんなさいね、こんなしわしわのおばあさんの手で…」
と申し訳なさそうに手を出されました。
施術しながらお話を伺うと、昔は野良仕事ばかりでおしゃれなんて無縁だったと、何も手入れをしてこなかったと
聞かせてくださいました。
「そうですか、長年この手でお仕事も子育ても頑張ってこられたのですね。
今日は頑張ってきた手を労わせてください!」
と伝えると、ホッとしたような嬉しそうな表情を見せてくださいました。
一緒にマニキュアの色を選び(あまり目立たない色がいいとの事)、アートも控えめな白いお花に決めて、
施術中も昔のお話をゆっくり話してくださいました。
施術が終わると、「きれいね!自分の手ではないみたい!早く家族に見せてあげたいわ。」
表情も声も明るく、前向きな言葉を聞くことができました。

指先も心も彩る福祉ネイル、施術時間の約20分でこんなに変化が起きます。
この変化に職員様も驚きます、そしてネイルをしてもらってよかったですね‼一緒に喜んでくださります、
これがご利用者様の更なる喜びとなるのです。最後に記念のお写真を撮らせていただくのですが、
「こんな手でごめんね…」そう言っていた手を嬉しそうに眺めるご利用者様の笑顔がそこにありました。
この笑顔を見るために私は福祉ネイルを提供しています。
ネイルなどの美容は必ずしも必要なものではない、と福祉の場では優先順位が低いのが現状です。
ですが、ネイルをすることが自分らしく生きるためのツールに、
そして大切な時間をなるべく笑顔で過ごしていただきたい。
そのお手伝いをさせていただきたいと思って活動しています。
百聞は一見にしかず、多くの方に一度体験していただきたいと思います!
ここまでお読みいただきありがとうございました。